2004年12月26日:年の瀬

 去年のこの時期は増富ラジウム温泉で湯治を終えて実家で過ごしていましたが、湯治で体調がよくなるかと思いきや、結局はダメだったんですよね。

 それから比べると、今年のこの時期の体調は格段によくなりました。ただしですね、ほぼ一年、入退院の繰り返しと、自宅や実家に居てもほとんど運動というものをしてませんから、とにかく全身の筋力が落ちてます。ですから、なにかにつけて疲れやすい感じがありますね。それでも、12月に入ってからは体調の向上に伴って、せこせこと体を動かすようになったこともあって、疲れやすい感じも徐々に薄れてきました。

 もともと「意識した運動」というのが大嫌いなので、病後だからとあれこれトレーニングするってのが長続きしないんですね。それでも今回の病気では、術後に病院の階段を往復したり、病室のベッドで腹筋、腕立てなんかもやったんですけどね。一時的によくなっても、再び悪くなるという状況の繰り返しですから、悪くなった時、せっかく運動したのに・・・がっかり  という気持ちになってしまい、こんなんじゃ運動なんかしたってダ〜メだぁ〜、と、続かなくなっちゃう。生活そのものに自然な運動取り入れないとダメですね。

 クリスマスも終わって、あとはお正月を迎えるだけ。町のツリーも音楽も片づいて、入れ替わりに正月飾りを売る露店が出始めました。宮城の友人の嶋本君に稲藁を宅急便で10キロほど送ってもらい、昨日午後はせっせとしめ縄飾りを手作りしてました。

 しめ縄飾りは17年前、長野のとある町で暮らしていたとき、地元の老人会の方に作り方を教えてもらいました。

                 

 左側のは「牛蒡締め」って名前だったっけな? 部屋の四隅に飾れと。で、右側のものは本来、神棚に1年間飾るしめ縄なのだそうですが、玄関飾りにしても良いと教えられました。右側のものはまだ製作途中です。とりあえず縄を綯って、五平と松葉、それと昆布(毎度の走水勝洋丸で戴いた東京湾昆布)までは付けましたが、この他に本当は橙・干し枝豆・干し栗・炭・干し柿などを付けます。こういったものをしめ縄に合わせて飾り付けるのは、次のような語呂合わせだそうです。
 ・代々(橙):先祖代々つつがなく
 ・まめ(干し枝豆)で達者で:健康に
 ・繰り(干し栗)回しよく:うまく回るように(特にお金)
 ・速(炭)やかに:滞りなく事が速やかに運ぶように
 ・かき(干し柿)込むように:お金が入ってくる
 ・よろこぶ(昆布):喜び事があるように

という、縁起を担いだものになってるそうです。なんかあと1つ2つあったような記憶があるんですが、何だったか思い出せないなあ・・・(汗)

残念ながら干し枝豆とか干し栗はないので、あとは橙とウラジロ程度を買って完成させようと思います。お金は入ってくるように、干し柿は買おうかな(爆)

 今朝は先日釣った鯛のうち一番大きかった1.3キロの鯛の兜を煮付けました。サライを参考にしましたけど、煮汁については酒200cc・みりん100ccに砂糖大さじ2杯(サライだと水・酒・みりん各90ccだけど、水使うのイヤなのでその分酒にしました)、こいつを煮切ってから霜降りした半割兜を鍋に入れて、アルミ箔の落としぶたをして強めの中火で煮ます。目が白くなったところで醤油100ccを入れて、あとは落としぶたで弱めの中火(吹きこぼれない程度)。臭み消しはいつもは生姜を使いますが、今日はサライの記事に倣って牛蒡を使いました。

               

 良いお味に仕上がりました。牛蒡の臭み消し効果と、出汁とからまった味、歯ごたえもよく合います。

 今日はオマケでもうイッチョ! 雪化粧南瓜の煮付けです。雪化粧南瓜ってのは西洋南瓜の一種なんですが、皮肌の色が薄い緑がかった灰色の南瓜でしてね、皮の色の濃い従来の西洋南瓜よりも甘味が強いです。この南瓜を初めて食べたのは10年ぐらい前かな? 北海道のニセコ高原YH(かつてのプーハウス)で、丸ごと一個、オミヤゲに貰ってきたですけど、美味しかったなあという印象が強くてね、それまで南瓜、あんまり食べなかったんですけど、こいつは美味しいのでこのところ朝御飯には欠かさず戴いてます。

      
    1/4カットで売ってました       一口大に“均等に”カットします


      

ここから調理ですけど、本来は出汁100cc・酒100cc・みりん50cc・醤油20ccを合わせるんですけど、僕の配合と手順は下記。

1.鍋に水150ccを入れ、煮干し7尾、昆布5cm角3枚を入れて水から煮る。
2.沸騰したら煮干しも昆布も入れっぱなしで酒150cc・みりん50cc・醤油20ccを入れる。
3.そこに南瓜を鍋底に均等に敷き詰めるように入れて、落としぶたをする。
4.火加減は強火で10分煮る。

    

5.10分煮るとこんな感じで、底の方に煮汁がまだ1/3ほど残ってる状態。あとは弱火にして煮汁を煮飛ばしてできあがり。

                    

 以前は出汁を取った煮干し・昆布は捨ててましたが、実はこいつがまた美味しくてね。勿体ないので最近では南瓜と一緒に煮て、頂いてます。緑黄色野菜に小魚の栄養、昆布の栄養も全部とれるので、なかなかの健康食品だと思います。

 さて、今日は高校駅伝をみて、その後は九十九里に向けてドライブ。前泊して明日は九十九里片貝でヒラメ釣りです。ちょっと寒いかもなあ・・・ウネリも少し残りそうだけど、何とか良型1枚! 釣りたいですね。

 つづきはまた、気が向いたときに。

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