2004年8月8日:気が滅入る

 8月8日です。昨日は立秋、暦の上では秋ですね。朝晩は涼しくなったと思いますね。

 前回6日の呟きでは、退院に向けて、気持ちの上では意欲的な内容で書き込んだんですが、6日午後、久しぶりに具合が悪くなっちゃいました。まあ、その程度ってのはさほどひどいモノではなかったんですが、その後の回診でK外科医長と話しをした内容で、どーんと気分が落ち込んじゃいました。K外科医長いわく、結局食べるからいけないってことなんだそうです。炎症性腸疾患などですと、鎖骨下からチューブ入れて高カロリーの点滴を1ヶ月とか長期間やりながら絶食して腸を休ませるという療法があります。で、十分に休まったところで食事を再開するんですが、それも全消化態といって、小腸に消化負担が掛からない掛からないように処理された流動物なんですね。これまでに飲んだことのあるエンシュアリキッドとかラコールというのは半消化態といって、若干消化負担が掛かるんですが。で、もしやるなら炎症性腸疾患と同じように、1ヶ月中心静脈栄養にして、その後も全消化態で長期様子を見る。半消化態にアップしても数ヶ月我慢。かなりの長期戦ですね。

 お腹の張りをとるならこれがベストだとのこと。しかし「これをやっても必ず治ると保はない」と言われてしまいました。参っちゃうよね。治る保証がない治療法を選択しろってのはなあ・・・

 患者とお医者は信頼関係。これは十分承知してます。信頼してるから、何かあったときにはC病院にお世話になっているわけだし、仮に今回退院しても、また急性症状が起きたら、お世話になることになるわけでね。

 もう少し原因がはっきりすれば、あるいは、治療法にもうちょっと見込みがあると言うのであれば、我慢してでもやってみようかという気持ちになるんですが、正直言って、ここまで来てね、これからそれをやりましょうってのは、ものすごいストレスです。かえってそっちの影響の方が大きいと、僕は思います。勿論、今後、絶食療法を一切受けない、ってことではありません。もしかすると、直近にすぐ始めることになるかも知れませんが、現段階で第一選択にはしたくないですね。他人から見れば悪あがきでしょう。可能性があればやってみれば?って思うでしょうね。でも、「ここに来て、現段階で」ってのがね、踏み切れない理由です。去年の12月の段階だったら踏み切れたかも。

 K外科医長を信頼していない、ということではないんですね。でも、絶食療法を今、選択したくないんです。

 まあ、そんなやりとりがあったので、ものすごく落ち込んじゃいました。昨日、今日は幾分、復活してますけどね。症状はもう良くはなってきているのですが、それでも微妙な張りがあるので、「張ってる」と言われてしまうんですね。これがまたストレス。

 便通もとりあえずきちんとあるし。

 やっぱ自分で何とかするしかないんですよね。メニューが揃っていて「これ!」って選べるなら良いけど、それが出来ないジレンマ。本当に参っちゃいます。おかしくなってしまいますよ。

 また救急車のお世話になるかも知れませんけど、ちょっと今回はね、早く出たいなあと、そんな気分です。

 つづきはまた。

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