2004年8月5日:漢方もなかなかに難しい

 8月5日です。曇り空に小雨交じりの朝です。台風11号の遠い影響のようです。

 今日は木曜日なので漢方専門医のH先生に通院する日です。その前に、朝食後のS女医による回診で「一昨日の血液検査でカリウムの値がかなり低かったので、漢方の影響が出ている可能性がありますね。そのことH先生に伝えて、どうするか聞いてきてくださいね。」とのご指示。

 このことは前回の血液検査でも気になってました。漢方薬に含まれる甘草の量が多いと、偽アルドステロン症とか、低カリウム血症という症状になって、筋力の低下とかが起きます。具合の悪いことに、四肢の筋力にとどまらず、体全体の筋力に影響するので、行き過ぎると麻痺性の腸閉塞になっちゃう。腸閉塞の療養なのに腸閉塞になったのではたまらないですね。

 で、H先生のところに行ってお話しをしたところ、1週間服用を停めて様子を見るか、薬を変える(甘草含有量を極力減らす組み合わせ)。ということになりました。で、一応処方していただいたのが、補中益気湯2+香蘇散1という組み合わせです。H先生曰く「退院できて、ご自宅で煎じ薬を飲めるようになると、甘草の量を減らした組み合わせが自由に出来るんですけどね。」とのこと。どういう事かというと、今僕が飲んでいるのはエキス剤と言って、製薬メーカーが煎じて抽出したエキスを顆粒製剤したものです。すでにあらかじめ生薬を組み合わせたものを煎じたエキスなのですが、漢方薬の7割が甘草を含んでいます。そのため、メーカがラインナップしている以外の組み合わせをしようとすると、甘草の量が重畳されてしまいます。エキス剤の難点はこれなんだそうです。本来、漢方薬ってのは、患者個々にオーダーメイドで組み合わせるのが原則なんだそうですが、エキス剤はこのような理由でどうしても制約が出てしまうとのこと。

 まあ、そういうことであるならば、予定通り来週前半に退院して、自宅で煎じ薬を根気よく飲むのが良さそうですね。

 ここ1日・2日、あんまし調子よくなかったんですけど、それでも1ヶ月前に比べれば食事は普通に出来るし、午後、お腹が張ったにしても、動けないほどではないのでね。夕方の回診でS女医と退院スケジュールについて相談ですね。

 高圧酸素やってるときに心臓がドキドキしたのも、どうやら甘草の副作用みたいですね。あとはN医大でのCTチェックか。

 さて、明日はお昼外食にしようかな。先日のトンカツが美味かったので、また行ってみようと思います。


 つづきはまた。

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