2004年5月15日:昨日は辛かった

 17日目の朝です。今日までは晴れの天気みたいですね。明日以降の予報はもう梅雨の走りと言う感じですね。

 昨日朝、朝食後に売店に行った帰り、S医師と会談で出会い、午後のお腹の張りについて話をしましたところ、もしかしたら内ヘルニアの可能性もあるかも、という話が出ました。ヘルニアっていうのは、所謂脱腸なんですが、大半のヘルニアはソケイヘルニアといって、足の付け根の部分に腸が飛び出して、皮膚の上から見ても外観所見で判別が着くのだそうです。内ヘルニアの場合、骨盤の内側とか、外から見てわからない部分に起きるのだそうで、完全に飛び出してはまりこんで(かんとんと言うのだそうです)腸が締め付けられる状態になって、腸閉塞症状が急激におきて繰り返す場合にはCTで撮影をしてヘルニア所見が確認される場合もあるのですが、飛び出した部分が体位や体動によって出たり入ったりしている場合、特に起きるとハマって寝ると抜ける、というような場合には、寝た姿勢でしか撮影出来ないCTなどでは所見を捉えられないのだそうです。それでも、一応可能性があるということで、この日の午後、張りがでたらその時に造影CTを撮ってみましょうということになりました。

 朝御飯は七分食をしっかり頂きました。昼から全粥食になったのですが、なんとお昼のオカズはカツオの叩きでした。ちょっとブッタマゲましたけどね。お粥がドンブリ満タンってのも驚いちゃって、お粥は半分残しました。

 このあとが辛かったですね。昼食後、お腹の張りというよりも、小腸にシクシクと痛みが出ました。なんというか、まだ腸が休まっていない感じのところに、ここ数日、食事がどんどんアップしてきているからだと思います。CTは午後3時の予定で、予定通り呼び出しがあって1階のCT室に向かおうとエレベータをまっていたのですが、どうにも辛くてしゃがみ込んでいたら、担当の看護婦さんが車いすで介助してくれました。

 CT室で横になるとき、慎重に横になりました。座った状態から横になって、横になったままで腰を少し上げてしまうと、ポコっという感じで下っ腹に落ち着いていた腸が、お臍のほうに動いてしまう。この「ポコ」っという感じがしないうちにCTをとってもらってしまって、例えば骨盤の深いところに腸の一部がはまりこんだ映像が撮影されれば、ヘルニア手術により、腸が落ち込む部分を塞いでもらえるんですね。こういう機械的な所見、原因がはっきりわかって受ける手術ならば思い切って受けようという気になります。消化器チームの医師3名も同じ考えで、映像で原因がしっかり確認できるなら手術できるが、そうでなければやはり闇雲にお腹を開くことはしない、と、はっきりしています。

 CTの場合、精査・精読に時間が掛かるので、結果は今日の回診の時かなぁ・・・

 とにかく原因がわからんっちゅうのが、本人のボクとしては辛いところですねえ。

 昨日はCT検査後も、お腹がシクシク痛んで辛かったです。胸焼けのひどい状況にもなって、かなり辛かったのですが、ベッドの頭部分を上げた状態で一晩寝たら、朝は全然痛みもなし。不思議ですよねぇ? この、痛みの無い状態が、昼間、特に午後も維持できれば良いのですけどね。


 つづきはまた。

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