2004年4月8日:サクラ吹雪

 今年は思った以上に長い期間、サクラを楽しむことが出来ました。

 昨日は午後の高圧酸素治療の前に、ちょっと遠回りして諏訪神社にお参りしてきました。ちょっと満開を過ぎて遅かったんですが、折からの南西風にあおられて、神社の境内は見事なサクラ吹雪が舞い散っていました。空を見上げて枝の花を見るには興ざめですが、ハラリハラリと舞い散る花吹雪は圧巻だったなあ。写真が無くて残念。

 で、その後、C病院に向かい高圧酸素治療を受けました。この日まで7日間受けましたが、効果のほどは・・・うーん・・・

 加圧キープしているときは非常に調子いいのと、朝が随分楽になった実感はあります。でも、午後はどうしても張るんですよね、お腹。それと、この治療、受けて1時間ほどしたあとは非常に調子いいんです。午前中に受けると、やたらお腹が減る。で、ついつい昼飯をガッついて食べるとね、午後、お腹が張っちゃう。だもんで、ここ数日は午後に治療を受けてます。ちょっと張った状態で加圧釜に入ると、加圧されてくるうち腸内のガスの体積が減って、お腹の動きがよくなってきます。腸の内容物が後ろに後ろに、ガスとともに移動する。けど、今度は釜から出るに向けて減圧工程にはいるわけですが、そのときにはガスの体積は再び増えてくるんですね、当たり前ですけど。そのときのガスの位置が都合よくないと、ちょっとつらいですね。うまいこと、オナラになって出てくれちゃった時は凄く楽です。けど、抜けないで、狭い部分に集合して体積が増えれば当然辛いですね。まあ、その後、トイレに行って出てしまえば楽になり、午後に受けた日は晩飯も普通に食べられます。

 腸閉塞に高圧酸素治療を適用する一番の理由は、上記のように、腸内のガス体積を減らして、圧迫されてる腸間膜の血流をよくするってのが目的なんですが、それ以外にもさまざまな効果があります。

 一般大気圧下で血液に溶存できる酸素の量には限界があるそうですが、高圧の元ですと、これが飛躍的に増加できます。だもんで、虚血性の疾患部位に十分な酸素を送ることが出来る。脳梗塞なんかはこちらの効果でしょう。でも、腸閉塞も、ガスや内容物の鬱滞によって腸壁がむくんだり、血流が悪くなった部位に十分な酸素が送れるというメリットもあります。もうひとつ。酸素ってのはある意味、毒なんだそうですね。鬱滞によって、ガスが発生するの腸内の細菌が原因だそうですが、そういった菌を減らすにも、この酸素の毒性によって効果が期待できるのだそうです。まあ、そんなこともあって、自ら希望して受けているのがこの、高圧酸素治療なんですね。

 しかし・・・腸閉塞、調べれば調べるほど、正直、わかんなくなっちゃいます。何せ、癒着性の場合は、「体の治癒力」が原因で起きる訳ですから、参ります。高圧酸素治療のあと、K先生の診察を受けました。まだ張ってるんですよね、お腹。特に昨日は、減圧の時間が短時間だったので、このときに張っちゃいました。

 腸閉塞の高圧酸素治療、インターネットで色々検索すると、基本的には救急適応の治療のようです。まあでも、僕の場合、慢性化しているとは言え、調子のいいときはなんとも無い。で、ひどいときはひどい。だもんで、ひどいときはある意味、自分にとっては「救急」なんです。

 色々検索をしているうちに、腸閉塞の場合の高圧酸素治療の時間−加圧のグラフが見つかりました。脳梗塞などの治療のグラフとは違って、加圧と減圧に時間をかけ、特に減圧工程はかなりゆっくり。また、加える圧力も脳梗塞よりは高め。プリントしたものを持っていって、先生に聞いてみました。先生も、急性期の腸閉塞の高圧酸素治療は何例か経験があるが、僕のように半ば慢性化した症例への適用経験はあまりないようです。相談の結果、今日からは加圧・キープ時間・減圧とも、少しゆっくり目でやってもらうことにしました。

 さあ、これでもうちょっと様子見てだめだったら、もう一回お腹、開けてもらうしかないかな?

 さて、今日もこれから、高圧酸素治療に出かけてきます。

 今日は今のところ調子いいので、明日は久しぶりに釣りに行こうと思います。
                         

 つづきはまた。

         このページのトップへ          この前の呟きへ             この次の呟きへ