2005年1月18日:葉山鐙摺港秀吉丸出船のタイ五目釣り つり情報掲載記事

             

 1月15日の土曜日に予定していた久しぶりのミヨシOLMは、脅迫まがいの天気予報のおかげでやむなく中止となってしまいました。即、仕切直しというのも考えたんですが、そっちは少し間をおかせて頂き、単独で何か釣りに行きたくなりました。

 何釣ろうか? って悩んだときは五目釣りが一番。魚の尾数よりもね、色々釣れたほうが面白いと思うときには具合がいい選択ですね。ただ、潮具合が悪いと五目どころか零目になっちゃう可能性もなきにしもあらず・・・まあねえ、それでも過去、五目釣りで出掛けた時はそこそこ良い思いをしてるのでね、今回もタイ五目で行こうと、あっちこっちの船宿HPをチェックしました。過去、タイ五目でよく乗ったのは平塚の庄三郎丸さんだったのですが、この季節、船宿は結構冬休みで3連休なんてところが多いんですよね。で、平塚の船宿は昨日から3連休で、そうなると庄三郎丸さんの五目船はお休み。はて、どうするかなあと、あっちこっちチェックしていたら・・・葉山鐙摺港の秀吉丸さんがタイ五目で周年出船してたんですね。腰越の喜久丸さんでもよかったんですが、何というか、ウイリー五目元祖を標榜するとかで、何となく敷居が高そうなイメージがあってね、秀吉丸さんそのものは初めてながら、港そのものに慣れてる鐙摺、秀吉丸さんに決めました。鐙摺はボクにとって「沖釣りの故郷」とも言うべき港ですから。

 今日は火曜日、そんなに混まないだろうと思ってましたけど、一番乗りして、右のトモに座りたいと思い、田無の実家を午前2時半に出ました。ちょっと早すぎですね(汗)。で、これだけ早い時間に青梅街道>環八>第三京浜>横浜新道>横浜横須賀道路>逗葉新道と経由して、1時間ちょっとで着いちゃいました。もちろん一番乗りです(爆) けど、秀吉丸の親父さんも負けてませんね。お店が開くのも秀吉丸さんが一番で、4時ちょっと過ぎに早々と店を開けてくれました。

 潮の流れがどっち向くか分かりませんでしたけど、とにかく2本竿も出せるようにと、右のトモをとりました。 

 出船は7時が定刻。先週末のぐずついた天気も解消して、インデックス表紙のとおり、すばらしい富士山を眺めながらの出船です。まず最初は航程15分ほどの葉山西沖、水深は40mちょっとのポイントです。使用タックルはダイワのショットバイパー230Mにシマノ電動丸1000EV。こいつにシャベルビシ60号Lサイズ、35cmの小型片天秤にφ2−50cmのクッションゴム、仕掛けは自作でフロロ2.5号3mで先鈎グレ8号、枝にはチヌ2号2本鈎でブルーとオレンジのウイリーを巻いてます。先鈎にオキアミを刺してコマセを詰めて第一投。着底後、糸フケをとって仕掛け分巻き上げ、仕掛けなじみの5秒を待ってからシャクリ開始。1秒シャクリの33秒待ちで10mほど。最初のシャクリではアタリ無し。もう一度ビシを下げて2回目のシャクリを開始すると、3アオリ目ぐらいで穂先にキュキュンと来ました。手巻きでゆっくり巻き上げてくると、20cmぐらいのハナダイです。を!第1投から空振りなしで幸先いいですね。

 このポイントは非常に調子よく、一回り大きいハナダイ1枚と、500g級のマダイも釣れちゃった。あとは20cmぐらいのマルアジが3つ。

 1時間ぐらいで食いが悪くなって、今度は江ノ島南東沖へ移動。ここには腰越の多希志丸さんのアマダイ船なども来てました。ここではボクはマルアジを1つ追加しただけ。船長いわく、潮が澄んでるのと、動きがないので、最初少し食ってもすぐ食いが止まっちゃうと。で、またまた西へ移動。今度はエボシ沖の67mダチ。ちょっと深いですね。ここでね、右のミヨシのお客さんが、ウイリーの先鈎オキアミ刺しエサ仕様の仕掛けでなんと1.8キロのマダイを釣りました。いいなあ、良型のタイ! ここではボクは30cmのマルアジ1尾追加しただけ。うーん、結構難しいよね、ウイリーって。ボクのお隣のお客さんが3本鈎にパーフェクトでウルメイワシを食わせて、捨てようとしていたので、泳がせやりたいので頂けますかと訊ねるとOK。てなわけで準備してあったヒラメ仕掛けを、もう1本の竿、フェウエイ330Lにセットして即投入。けどねえ、こっちは結局音沙汰無しでした。

 このポイントも20分ぐらいで食いが悪くなって、さらに西へ移動。大磯ロングビーチ沖の50mポイント。このポイントは過去、片瀬の島きち丸さんや、茅ヶ崎の一俊丸さんからも来たことがあって、結構釣れるんだよね。ちょっとウイリーのシャクリに疲れたのでね、ヒラメ仕掛けをセットしていたフェアウエイ330Lに80号のシャベルビシと片天秤をセットして、φ2−1mのクッション+2.5号6mハリスに、鈎は伊勢尼8号としてオキアミ1本鈎の仕掛けで投入。底から4m・6m・7mでコマセを振ってね、置き竿にしてオムスビを頬張っていたら穂先がキュキュンと来ましたよ。船長がタモ持ってきてくれてね、背後で待っててくれました。釣れて来たのは700g級のイシダイ! をを、イシダイは久しぶりですねえ。お刺身ネタが採れました。

             

 右手でイシダイぶら下げて、左手で自分でカメラ持って撮ったのでね、尻尾が切れて移っちゃったけど、まあいいや。

 その後、大磯港沖の32mポイントに移動してハナダイ1枚追加。潮には良い具合に濁りが入ってきたけど、やっぱり食いはイマイチでしたけど、オカズには十分のオサカナが釣れました。何よりね、朝はちょっと冷えたけど、昼間はホントに暑いぐらいで最高の陽気でした。釣れない時間帯はね、芋焼酎を六四お湯割りで飲んだり、プカプカと煙草吹かしたりね、のんびり出来ましたよ。しかし、ウイリーのシャクリ、釣る人は釣りますねえ。良型マダイを掛けたミヨシのお客さん、一日中コンスタントにしゃくってましたもんね。本当に良いペースで色んな魚掛けてね、マダイの他にイシダイ・アマダイ・ホウボウ・カイワリなんてのが結構釣れてました。船宿HPの釣果報告には各種タイ(マダイ・ハナダイ・イシダイ)取り混ぜて1〜5枚って書いてあったけど、実査に色んな人のクーラーの中を見せて貰ったら、皆さんもっと釣ってましたよ。ハナダイマダイ込みで赤いの10枚ぐらい入ってる人も居たなあ。やっぱ極めると差が出る釣りなんだなあと実感しました。

 それでもね、たまにしかやらないボクでもね、のんびりやって下の写真のような釣果にはなります。釣り物に迷ったときの選択としてはGoodですし、帰ってからの料理も、このぐらいの上品な釣果ならね、楽ですよ〜!

             

 そんでもって今晩のメインディッシュはハナダイの塩焼きです。
 ざっくりと工程もご紹介。

@ウロコを丁寧に落としてエラとハラワタを抜き、短時間かつ丁寧に水洗いして水気を拭き取り、焼き串を打ち、ヒレ周りに十分な化粧塩をして、身の部分には適度に塩を振ります。結構多めに振っても大丈夫です。
A皿に盛りつける時表になる面から焼く。ガスコンロに焼き網下側の鉄板を置き、10cm浮かすために煎餅の入っていた空缶の底を抜いたものを乗せてます。強めの中火で15分から20分焼きます。
B表側の焼き色を見て裏返し、裏側はさらに強火にして10分から15分焼きます。

      

できあがりはこんな感じですね。

             

 こいつとね、あとはマルアジのお刺身をツマミに、黒霧島ロック3杯飲んだらね、もう眠くて眠くて早速と寝ちゃいました。

 「ヤッター!」という強烈な感動を得る釣りではないけど、小春日和にほのぼのと喜びをかみしめるっていう感じの釣りですね。

 さて、次はぼちぼち久しぶりに深場に行こうかな。今度も行き先は鐙摺になりそうです。


     このページのトップへ         この前の釣行記             この次の釣行記