2004年12月27日:九十九里片貝旧港出船のヒラメ釣り

 今年は病気入院、その療養の合間ながらも結構釣りに行けたってのは気持ちの上で救いでした。狙うメインはマダイが多くて、初釣りはイマイチだったけど3月の御前崎、4月の久里浜は良かったですねえ。夏のアジも良かった。
 お気に入りの勝洋丸での戦果はイマイチだったのが残念。春のメバルも貧果だったし、手釣りのエビタイは結局玉砕。

 「と〜るの呟き」に書いたとおり、12月に入って信じられないほどの体調回復をしてきたので、前回の久里浜マダイで納竿にするのは勿体ないと思って、外房初トライとなる九十九里片貝の正一丸さんから、12月27日、ヒラメ釣りに行ってきました。

 この日は月曜日。年の瀬も押し迫ってるので、月曜なら空いてるかなあと。で、初めての九十九里釣行なので、距離とか感覚が掴めなかったのと、久しぶりに素泊まり宿でいいから独りでのんびり過ごしたいと思って、正一丸に紹介してもらった九十九里ロングビーチホテルというところに前泊しました。
 名前は立派ですけど、素泊まり1泊で3000円。トイレとお風呂は共同仕様。お部屋は6畳一間で、畳敷きの個室でコインを入れずに見られる昔ながらの地上波アナログの14インチのTVが1台。暖房はエアコンつき。十分ですね。
 午後3時過ぎに田無の実家を出て、途中京葉道幕張PAでオヤツ&トイレ休憩。この時間を入れても2時間かかりませんでした。距離は100キロちょっとかな?
 先に港に行って、船で座席を確保。夕方6時だったけど、右舷トモにはすでに場所取りがされてました。地元の人だろうなあ・・・でも、左のトモは空いてました。当然キープ。
 座席確保後、お宿へ。暫く宿でのんびり煙草吹かしてからお風呂へ。共同の大浴場はまずまず広くてゆっくりできました。気持ちよかったです。その後上がってから、笑点とバン記者見てね、コンビニに買い出し。おむすびにあんまん、牛タンに白菜漬け、ロックアイスに薩摩芋焼酎「宝山」900ml1本。宿に持って帰って新撰組スペシャル見ながら買ってきた食材を摘みつつ、ヒラメの仕掛けを作りながら焼酎ロックをチビチビと。いいよねえ、こういう時間って。こんな事出来るのも本当に久しぶりだなあ。
 で、10時前には就寝。

 翌朝は3:50分に起床。ノースフェースの保温下着を着込んで、その上の冬用作業服。よく道路っ端に「作業着」なんて看板がありますけど、ああいうお店に行くと買えます。ズボン・上着にはね、化繊ながら不織布の中綿が入ってるので暖かいんですよ。で、下着が保温下着で、左右の肩と腰、お腹の4箇所に貼るタイプの使い捨てカイロ。帽子はモンベルのフリースの正ちゃん帽。これだと普通の釣り用の合羽を上から羽織るだけで、十分寒さが防げます。

 部屋を片付けて4:20分に宿を出発。宿から港までは車で2分と近いです。

 正一丸さんは片貝旧港の西側の岸壁に係留されていて、岸壁側にヒラメ船の3号船、そのとなりに船縁係留でアコウ狙いの1号船が係留されてます。船はヤマハの15トンでいずれもエンジンは600馬力。新し目で綺麗な船で、キャビンも片づいてます。このところアコウが好調のようで、アコウ船には10名以上のお客さんがいたけど、ヒラメ船は結局お客4名。全員が四隅に座れる大名釣りです。

 出船は5:30。港を出ると船は南へ。さすがに冷え込みが厳しいので、釣場に着くまでキャビンでもう一眠り。

 45分ほど走ったかな。どうやら太東沖のようです。まだ周囲は暗くてね、最初はライト付けてスタート。エサのイワシは中羽真鰯じゃなくて、背黒(カタクチイワシ)でした。船長の合図で仕掛け投入。釣れますように! 浅場狙いと思っていたけど、最初のポイントは50m近い水深だった。この日は浅場狙いと思ってABU6500C3をフェアウエイ330Lに装着してたけど、電動のほうが良かったかな(汗)
 エサが背黒なので、どんなに丁寧に扱っても中羽の真鰯よりは弱りが早いよね。一投でぐったり。船中アタリなしで即回り直しのアナウンス。この回り直しで僕の裏側、右トモの常連さんが2キロ近いマトウダイを上げた。その暫く後、同じ人がキロ級のまずまずの本命を揚げる。こっちも、と気合いを入れるけど、食ってくれないことにはなあ、と思ったらアタリ!
 ガクガクと噛んでる感じが伝わって、その後「グン・グングン」と来たので竿を立てたら「乗った!」けど、5mぐらい巻いたらバレちゃったよぉ〜(号泣)
 仕掛け上げてエサ見たらしっかり歯形がぁ・・・・勿体ない〜

 その後、大東沖のポイントはウンともスンとも言わなくなっちゃって、船長、見切り付けて片貝沖に戻ることにしたようだ。片貝沖のポイントは随分浅くて、30mチョイ。流してくると20mちょっとまで駆け上がるポイント。ここの2流し目で再びアタリを捉える。今度こそ。ドラグを静かにゆるめて、まずは錘を底につけてミチイトはやや張り目。船の流れに伴って出て行くミチイトをセーブしながら食い込みを待つ。ガクガク、グングン、ガクガク、グン、グン、グン、グググ、ギューン!ここまで食わせりゃ大丈夫でしょう。竿を立てるのも慎重に。ヨーイショって感じでね。ヨシ! 今度こそ掛かった。ドラグ調整もバッチリ。久しぶりだなあ、ヒラメちゃん。

 上がってきたのはソゲ級、あとちょっとで1キロぐらいなんだけどね。ミヨシの常連さんがタモ取りしてくれました。

                

 この後、はちょっと根掛かりで苦戦。錘で底をトントンやりながらトレースしてみたけど、砂地と石の点在、根ブチのポイントのようなんですが、仕掛け3組ロスト(涙)。で、バラシも2回。うーん、慎重にやっているつもりなんだけどなあ・・・

 でも、1時間後にさらに一回り小さい小ソゲ1枚が釣れました。で、3投後に、最初の1枚とほぼ同級が1枚釣れて都合3枚になりました。アイナメとかマトウとか、大きいメバルなんかも期待したんだけど、残念ながら美味しい外道は釣れませんでした。

 何年ぶりかなあ、ヒラメ狙いしたのは。久しぶりでソゲながら3枚だから、まあ、ヨシとしますかね。

 今度は常磐で大物狙いたいなあ。

                

 さて、片貝の風景もついでに。

      

 冬晴れの日、なかなか風情のある風景でしょう。眺めているだけで気分がゆったりしてきます。

 上がり後に乗船料11550円(税込み)を、女将さんに支払うと、引き替えにサービスのお弁当を頂けます。鮭・梅の握り飯各1個に鶏の唐揚げ、コロッケ、刻みキャベツ、ひじきの煮物が入ってました。車の中で連ドラ「わかば」を見ながらお茶にお弁当を頂き、午後1時に片貝の港を後に。首都高がメッチャ混んで、田無の実家に帰り着いたのは3時間半後の午後4時半でした。

 帰ってから魚の下処理して、大きめのソゲ1枚をお刺身と骨せんべいに。鯛とはまた違って、美味しい白身高級魚ですね。

      
          骨せんべいと皮の唐揚げです                   お刺身も上品で超美味!
 

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