2004年1月21日:本命は釣れなかったけど(1月20日葉山鐙摺港まさみ丸マダイ船での釣り)

 
 今日は大寒。一年で一番寒い時期ですが、こんな時期でもぽっかりと小春日和になることがありますね。

 数日前から週間天気図の予想をチェックしていて、昨日1月20日は久しぶりに暖かな気候になりそうでしたので、葉山鐙摺港まさみ丸のマダイ船に乗ってきました。

 出船は午前7時なので、早朝4時半に起床。お腹の張りも落ちついているし、朝の冷え込みは厳しいものの風は吹いていない。よし! と言うことで午前5時に自宅を出て鐙摺港に向かいました。時間にして35分で到着。港の受付所に着くと、愛正丸の孝弘船長が出迎えてくれて、荷物を全部船の釣り座まで運んでくれました。入院中から孝弘船長とはメールでやりとりをやっていたので、ボクの病気のことを知ってくれていました。釣り座は右の艫から2番目。

 夜が明けるまで、まさみ船長と話をしつつ待合所で合羽を着たり、防寒のためのホカロンをお腹、腰の背中側、肩の背中側の3箇所にしっかり貼り付けて準備。陽が昇ってから船に行き、パイプを燻らせつつ、道具・仕掛けを準備していたら、港内の釣具店、愛古堂のご主人が店から出てきて「良い香りが店まで漂って来たんで、誰かなあ?と思ってね」と。詰めていた葉がダニッシュブラックバニラだったので、バニラの甘い香りが漂っていたんでしょうね。

 マダイ船の船長は佐伯鶴三船長。前日が新年会だったようで、出船20分前まで姿が無く、「鶴が来なけりゃオレが行くよ」とまさみ船長。でも、ぎりぎり間に合って定刻の午前7時に出船。

 港を出ると富士山が雄姿を見せてました。日本人の心を打つ姿ですねえ。

                                                富士山が綺麗に見えました。


             
                       快晴ベタナギの相模湾

 海上はまずまずの凪。軽快に走って40分ほどで城ヶ島島下ポイントに到着。水深95mダチで釣り開始となったけど、どういう訳かエサトリすら居ない。付け餌は取られずに何度も上がってくる始末。どうやら潮が動いていないらしい。2時間ほど粘ったけど、船中サメ2本という状況で、鶴三船長、亀城根への移動を決めた。

 30分ほどして亀城根の72mダチで再開。けれど、こちらも今ひとつパッとしない。10時を回った頃、自分の隣、右舷艫のお客さんがようやくアマダイを1尾釣り上げた。アマダイが居るならと、ここでボクはマダイ仕掛けを一時アマダイ仕掛けに変更。次の回り直しで、2本鈎のアマダイ仕掛けにオキアミを刺して投入し、着底してタナを切った直後にはっきりとしたアタリが出た。ゆっくりリールを手で巻くと、さらに引き込んで来た。ロッドは3.5mのフェアウエイ361を使っていたので、キーパーに掛けたまま、ドラグだけを調整してゆっくり手巻きで巻いてくる。途中何度か軽快な引きを見せて揚がってきたのは狙い通り、30cm級のアマダイだった。


                  
                狙って釣れると嬉しいですねえ(^^)。久しぶりのアマダイ

 アマダイって魚は綺麗ですねえ。食べても美味しいし。その後、アマダイ仕掛けで3連続アタリがあり、アマダイ外道の定番とも言えるヒメコダイ(アカボラ)と、カナガシラが釣れました。いずれもサイズは20cm程度。今の体調なら煮付けで頂ける魚なのでキープ。

 しかし、残念ながら本命のアタリは船中全く無し。結局午後2時の揚がり時刻まで、本命は型見ずでした。この日は三浦半島西岸の各マダイ船とも低調だったようです。

 こんな日に、とりあえずオミヤゲが釣れたのですから、ありがたく感謝、まずまず、ということにしておきましょう。

 つづきはまた。


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